2021/10/25 コロナで広がるオンライン授業

2019年年末からコロナウィルスが発見されてから、2回目の冬が到来しようとしています。
日本ではワクチン接種が国民の70%近くになり、アメリカを上回る接種率になったと報道されましたね。
この約2年、世界中がコロナに翻弄され、それまでの日常生活が一変し、たくさんの業種にも多大な影響を及ぼしています。

ネイル業界もそのひとつ。

テレワークが進むにつれ、都内の仕事帰りにネイルサロンに立ち寄っていたお客様の足が遠のき、また出掛けないのでネイルは不要。
生活必需サービスとして認められていても、お客様のニーズが減ってきているのは事実なのだと思います。
私のサロンは立川でもさらに郊外ですので、近隣のお客様のご利用が多く、さほど大きな影響を受けているようには感じていません。
むしろテレワークになったから、家の近くにサロンがあるのは嬉しいというお声をいただいています。
コロナ禍で一体どの位のサロンが規模を縮小したり、廃業や閉店を余儀なくされたのでしょうか。
早くコロナが終息し、元の日常に戻ることを心から願って止みません。

コロナ禍約2年で各種業界ではオンライン化が拡大しました。
小学校から大学、専門学校、カルチャースクールも何もかも!
ネイルスクールもしかり。
インターネットの環境さえあれば、確かにオンラインでも十分に習得できる分野もあり、自宅にいながらにして勉強できるのは素晴らしいですよね!
ニーズが高まるのも理解できます。受講料も比較的格安で受講できるのも魅力のひとつかもしれませんね。

2020年の1回目の緊急事態宣言下で、私のスクールも2ヶ月間の休業を余儀なくされ、スクールにおいては期間中オンライン授業も開講していました。
ですが、やはりスクールに来たい生徒さんばかりでした。
「技術は目の前で習いたい」という声が多かったです。
そして家だとご家族がいて、オンラインで受講できる環境ではないという事も理由のひとつだそうです。

現在でもスタッフの健康管理はもちろん、館内での衛生管理を徹底し現在に至るまでスクーリングも開講しています。
当初は模索しながらでしたけど、安全にスクーリングを行う方法が定着し、
現在にいたるまで、おかげさまでクラスターもなく運営することができています。
入校された生徒さんの中でも印象的だったのは
都内の某有名美容系専門学校に入学したものの授業は全てオンライン
技術習得には限界があると感じラルナフロールへ編入してきた生徒さんがいます。
編入は大歓迎ですが「専門学校卒業」にはならない事をお話しました。
それでも対面での技術習得を優先し当校に編入されました。
これは、実際にオンライン授業を経験された方の切実なお悩みなのです。

ネイルスクールにおける
オンライン授業のメリットとデメリットを考えてみた

こうして多業種に渡りオンライン化が進み、当初はメリットしか注目されていませんでした。
わざわざ学校に行かなくても、ネイルの技術を学べるなら、行かないですよ。
電車賃も掛かるし、移動のにも時間が掛かるし、コロナに感染してしまうかもしれない
でもオンラインなら家で授業が受けられる安心!だとしたら嬉しいですよね!
そして学校がオンラインでしか開講していなかったら、そうするしかないとも言えます。

 

ここからは、あくまでも10年以上スクール運営を経験してきた、いち講師の個人的な見解です。

技術系スクールでのオンライン授業は限界がある内容もある


生徒さんがどんな姿勢で、どんな角度で道具を持っていて
どの目線で行なっているか全くわからない、オンラインでは限界があります。
観ている側からもそうです。
全身を映すカメラ、手元を写すカメラ、360度を写せるカメラがあれば話は別かもしれませんが
講師の手元しか観ることができない環境で一体全体どのくらい理解が深まるのか・・・が私の感想です。
ネイル初心者さんは、やっぱり実際に見て技術を学んで欲しいです!


ですがネイルを既に経験されている方への、オンライン授業のメリットは大きいです。

例えば、スキルアップやアート系授業。
基本的な技術を学んだ経験があり、スクール授業のオプションとしてのスキルアップなら
オンラインでも十分に期待できると思います!
「この内容ならオンラインでも大丈夫!」と経験者ならわかると思いますしね。

以前は通信教育で資格を取ることも選択肢のひとつとしてありましたが
兼ねてから通信教育での技術の取得にも、大半は限界があるというのは周知の事実でした。
ここへきて、そこにオンラインが加わり根付いたら、将来的に技術レベルがどうなってしまうのか・・・
少々心配。
それを実感したのは、コロナ禍で開催されてきた各種検定試験での試験官業務を通してです。(個人的見解)
モデルさん同伴で実技試験を行い、試験官はその所作や仕上がりを見て合否判定をするのですが(モデル不要の実技もあり)
オンライン授業が背景にあるからなのか、所作を拝見すると「何だか今までと違うぞ」と個人的に思う今日この頃です。

現在は感染症対策の要請が緩和されつつあるので、また対面でのスクーリングに戻ってくるのかなと思います。
対面とオンラインを上手に使い分て、プロになるまでに最低限必要なテクニックをしっかり学べる環境を整えられると良いですね!